
| 山萌える頃(豊能町牧) 2026/4 F8 |
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| 4月中旬、山萌える景観を描こうと、絵仲間たちと豊能町の牧の棚田へ出かけた。山全体がブナ、ナラ、カエデなど落葉広葉樹の新芽の明るい黄緑や薄茶色で染まり、針葉樹林のくすんだ濃緑との対比で美しく光る様は、まさに「山萌える」という表現がぴったりの景観だと思う。ただし、落葉広葉樹の代表種、ヤマザクラの淡いピンク色がほとんど見えなかった。例年なら万博公園のソメイヨシノの花が終わってから10日程経ったときに、この地のヤマザクラが満開を迎えるが、今年は都会と山地の開花のズレが生じず、ほとんど同時期に咲いてしまった。これも地球温暖化の現れなのだろうか。生物の生態系への影響が案じられる。ということで、例年に比べて山肌の冴えは若干劣るが、盛ることなく描き表すことにした。久しぶりに雲肌麻紙を使ったが、案の定、着彩に手こずって色を濁らせた。その結果、現実以上に冴えない「山萌える」になったのが残念だ。 |