冬枯れの棚田(能勢町長谷)

冬枯れの棚田(能勢町長谷) 2024/2 46×61cm
能勢長谷(ながたに)は度々訪れるスケッチ場所であるが、このビューポイントは複雑で描きにくく、敬遠して過去2回描いただけだった。初回は水彩画を始めて間もなくの頃(2007/1)、2回目はその9年後(2016/1)だった。今回は3回目で8年ぶりになる。いずれも冬枯れの季節にほぼ同じ構図で描いている。比較して見ると、絵のサイズは倍々におおきくなっているが、どれも透明感がない濁った色の作品だとつくづく感じる。絵具が乾かない内に何度も塗り重ねて修正しようとする悪癖が改まっていないのだ。画風というか描き方は少しずつ変わってきたかなと思うが、果たしてこれで良かったのか、この先どう変わるのか自分でも分からない。老い先は短くなるばかり。元気な内にできるかぎり描いていこうという気持ちは持ち続けているつもりだ。


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